何かを見て、何かを聞いて、
心が広がる。
遠いものを想うような気持になる。
私たちの心の中には、いつだって、
そんな大きな空間が存在しています。
ワクワクしたり、ほっとしたり、
パッと気持ちが華やいだり、
あるいは少し、
胸を張りたくなるような気持になったり。
さあ、心躍れ、日本の美。
心が広がる。
遠いものを想うような気持になる。
私たちの心の中には、いつだって、
そんな大きな空間が存在しています。
ワクワクしたり、ほっとしたり、
パッと気持ちが華やいだり、
あるいは少し、
胸を張りたくなるような気持になったり。
さあ、心躍れ、日本の美。


コンセプト
-「奥」の文化 -
「奥」という感覚は、日本文化独特のものだと言います。
目に見えるかたちの向こうに、漠然と存在するもの。
「奥」は、私たちの心の中に生じる、心理的な距離感覚なのだそうです。
日本の伝統文化は、この「奥」を重んじてきた文化のように思います。 表現されるかたちそのものよりも、その背景に漂う風情や情緒に美しさを想い、 また、そんな深みのある表現にこそ、「品」というものを感じてきたのだと思います。
もの作りは、結局かたちにこだわることしかできないけれど、そのかたちの向こうに、 ほんの少しでも、人の心を押し広げてくれる何かが宿ることを信じて、私たちは日々制作に取り組んでいます。
日本の伝統文化は、この「奥」を重んじてきた文化のように思います。 表現されるかたちそのものよりも、その背景に漂う風情や情緒に美しさを想い、 また、そんな深みのある表現にこそ、「品」というものを感じてきたのだと思います。
もの作りは、結局かたちにこだわることしかできないけれど、そのかたちの向こうに、 ほんの少しでも、人の心を押し広げてくれる何かが宿ることを信じて、私たちは日々制作に取り組んでいます。


伝統 × 自由
- 伝えたい日本 -
WAJIN Art T-shirts Japan (工房倭人) は、
1995年の創業以来、日本の伝統的な感性をモチーフとしたTシャツを製作し続けています。
創業当時は「和柄」という言葉さえなく、Tシャツといえば英語のロゴが入ったものがほとんどでしたが、
そんな中、日本文化の素晴らしさを、もっと自由に、もっと身近に楽しんでいただきたい、という想いから、Tシャツの製作を開始しました。
2002年より、成田国際空港での販売を開始し、以来20年余、今ではさまざまな国の、さまざまな人々が、WAJINのTシャツを愛用してくれています。
私たちが伝えたい日本。それは、単にデザイン的なものではなく、もの作りに対する日本人の姿勢、丁寧さや繊細さや勤勉さ、つまりは「日本人の気質」そのものです。 紡績から裁断、染色・縫製・プリント、すべての工程を国内生産にこだわった「日本の品質」に、 日本がお好きな方も、それから、そうでもない方も、きっと「日本」の良さを感じていただけることと思います。
2002年より、成田国際空港での販売を開始し、以来20年余、今ではさまざまな国の、さまざまな人々が、WAJINのTシャツを愛用してくれています。
私たちが伝えたい日本。それは、単にデザイン的なものではなく、もの作りに対する日本人の姿勢、丁寧さや繊細さや勤勉さ、つまりは「日本人の気質」そのものです。 紡績から裁断、染色・縫製・プリント、すべての工程を国内生産にこだわった「日本の品質」に、 日本がお好きな方も、それから、そうでもない方も、きっと「日本」の良さを感じていただけることと思います。


WAJINについて
- 「作品」としてのTシャツ -
WAJIN Art T-shirts Japanは、静岡県・伊豆半島、西伊豆の山間の小さな集落の中にあります。
築150年以上の古民家をほぼそのまま利用した、とても古い工房です。
目の前を流れる川や、ぐるりと四方を囲む山々、鳥のさえずりや虫の音、四季折々の表情を見せる豊かな自然にインスピレーションを受け、
WAJINのTシャツは生まれています。




WAJINは、作家・駒井 慎(こまい まこと)が個人で運営する工房です。
WAJINのTシャツは、デザインからプリントまで、すべての工程を作家ひとりの手仕事によって製作しており、
これは創業から四半世紀、ずっと変わらないスタイルです。
デザインを起こし、色合わせを繰り返し、1枚1枚丁寧に、思い通りのプリントに仕上げる。 この一連の作業が、作家・駒井 慎にとっての「表現」です。 大量生産や、分業・流れ作業による生産とは違う、ひとつひとつに作家の想いが込められた、「作品」としてのTシャツを是非お楽しみください。
デザインを起こし、色合わせを繰り返し、1枚1枚丁寧に、思い通りのプリントに仕上げる。 この一連の作業が、作家・駒井 慎にとっての「表現」です。 大量生産や、分業・流れ作業による生産とは違う、ひとつひとつに作家の想いが込められた、「作品」としてのTシャツを是非お楽しみください。




Tシャツ素材
- 職人のプライド -
WAJIN のTシャツは、国内Tシャツメーカー 久米繊維工業社製です。
久米繊維工業は、創業1935年、国内で最初にアウターTシャツの生産を始めた老舗メーカーです。




その製作工程は、細かく細分化・専門職化されており、例えば縫製部門の場合、袖、肩、衿、裾など、縫製箇所ごとにそれぞれ専門の職人さんが縫製しています。
これは、製品の完成度と品質の安定度を高めるための取り組みで、各工程のスペシャリストが力を合わせることで、同じ目標である「永くご愛用いただけるTシャツ」を作り上げています。
国内で丁寧に紡ぎ編み上げられた綿100%・少し厚手の20番手糸天竺の生地を使用した優しい肌触りと、しっかりと丈夫な「日本の品質」をお楽しみください。






老舗メーカーならではの豊富な知識と独自の技術。
それは例えば、洗濯や引っ張り強度に優れた縫製方法であったり、衿のフライスに身生地を挟み込むことで伸びや型崩れを防ぐ工夫であったり。
そんな目に見えないところに施されたきめの細かい心配りは、使う人を想う気持ちと、「職人のプライド」です。
袖を通せばきっと、良いものはやっぱり良いと、ご実感いただけることと思います。
着込んで、洗い込んで、味わいを増して、どうぞお気に入りの1枚にしてください。




写真・映像提供 : 久米繊維工業株式会社 / Masayuki Shiratori
Masayuki Shiratori
プリント
- 手間と時間 -
WAJIN のTシャツは、1枚1枚手作業で、すべて水性インクでプリントされています。
水性インクは、自然の温度でもすぐに乾燥してしまうため、熱処理をしない限りは乾燥しない油性インクに比べますと、作業に手間も時間もかかります。
ですがその分、環境に優しく、そして何よりも柔らかな風合いに仕上がるのが特徴です。




WAJIN で使用している刷り台はとても古いもので、およそ40年前に製造されたものです。
1度にプリント出来るTシャツはたったの2枚で、水性インクを使用しているため、その都度版のインクを拭き取らなければなりません。
通常のプリント屋さんではちょっと考えられないくらいの効率の悪さですが、それでも、作家・駒井慎は、創業以来この刷り台を使い続けています。 それは、時間も手間もかかり、また1度に大量に作ることが出来ないこの効率の悪さが、かえって、 細部にまで気を配った丁寧な仕事にはちょうど良いと感じられるからです。 プリント歴30年の作家の手で、1枚1枚丁寧に刷り上げられた、美しいシルクスクリーンプリントをお楽しみください。
通常のプリント屋さんではちょっと考えられないくらいの効率の悪さですが、それでも、作家・駒井慎は、創業以来この刷り台を使い続けています。 それは、時間も手間もかかり、また1度に大量に作ることが出来ないこの効率の悪さが、かえって、 細部にまで気を配った丁寧な仕事にはちょうど良いと感じられるからです。 プリント歴30年の作家の手で、1枚1枚丁寧に刷り上げられた、美しいシルクスクリーンプリントをお楽しみください。






プリントは、一般的には安易で量産に向く方法として捉えられがちですが、実は、技術も経験も必要なとても奥が深い作業です。
WAJIN のプリントは、複数の異なるインクベースを使い分けることで、
例えばあえて光沢を出し、印伝細工のような効果を狙ったり、反対に、光沢を抑え地色になじむ軽いプリントに仕上げたり、
また、インクの上に透過インクを重ねることで立体的な効果を施したりと、デザインを引き立てる様々な工夫が施されています。
また、WAJIN のプリントは、仕上がりの質感をとても大切にしています。 一般的に使用されることが多い油性インクは、自然の温度では乾燥しないため版の目詰まりがなく、作業効率は良いのですが、反面、 高温によって急速に乾燥させるので、硬くザラザラとした質感の仕上がりになるのが特徴です。 一方、WAJIN が使用する水性インクは、目詰まりを防ぐためにその都度インクを拭き取らねばならず、 作業に手間も時間もかかりますが、自然の温度でゆっくりと乾燥させるので、その分、柔らかで優しい風合いのプリントに仕上がります。 特に、面積の大きなデザインや濃色生地へのプリントの場合、美しく発色させ、 なおかつ、着心地を損ねない軽い質感のプリントに仕上げることを心がけています。
また、WAJIN のプリントは、仕上がりの質感をとても大切にしています。 一般的に使用されることが多い油性インクは、自然の温度では乾燥しないため版の目詰まりがなく、作業効率は良いのですが、反面、 高温によって急速に乾燥させるので、硬くザラザラとした質感の仕上がりになるのが特徴です。 一方、WAJIN が使用する水性インクは、目詰まりを防ぐためにその都度インクを拭き取らねばならず、 作業に手間も時間もかかりますが、自然の温度でゆっくりと乾燥させるので、その分、柔らかで優しい風合いのプリントに仕上がります。 特に、面積の大きなデザインや濃色生地へのプリントの場合、美しく発色させ、 なおかつ、着心地を損ねない軽い質感のプリントに仕上げることを心がけています。




デザイン
- 様式の美 -
作家・駒井慎が大切にしているのは、日本文化の「様式」です。どんなものにも「様式」や「型」といった基本となるものがありますが、
これを無視しては、やはりその本質を表現することは難しいと考えています。
自由な発想や、遊び心を上手に落ち着かせてくれるのが、古くから受け継がれる「様式」であり、
またその「様式」が、さり気ない「品」や「奥ゆかしさ」といったものを感じさせてくれるのだと思います。




WAJIN のデザインは、すべて手描きで起こされています。
下書きをもとに下書きを描く作業を繰り返し、納得の出来るラインになるまで磨き込みます。
1mmにも満たない鉛筆の線の太さ、その内側を取るか外側を取るかで、デザインの印象は大きく変わってきます。
そのため、描き上げた下書きを、今度はパソコンのソフトに取り込んで、色ごとに「完全版下」と呼ばれるベタ塗りの原稿に仕上げます。
この版下原稿を元にフィルムを作り、このフィルムを使って溶剤を感光させて、シルクスクリーン版は出来上がります。




手描きならではの温かみのあるタッチと、日本の伝統色を意識した落ち着きのある配色、そして、日本文化独特のウィットに富んだモチーフ。
派手に主張し過ぎない、それでいて存在感のある、WAJIN こだわりのデザインをお楽しみください。


手ぬぐい「晴」
- モダンな伝統 -
手ぬぐいコレクション「晴(はれ)」。
「モダンな伝統」をテーマに、ちょっと見たことないような、なんだかワクワクするような、そんな素敵な手ぬぐいをお届けします。
手捺染・反応染めによる細部まで美しい染め上がりと、綿100%・「特岡」生地を使用をした、上質な肌触りをお楽しみください。


「晴」の手ぬぐいは、「特岡」という生地を使用しています。
手ぬぐいの生地には「岡」と「文(総理)」がありますが、「岡」は糸が細く表面が滑らかなため、
細かいデザインの表現に向いています。
この「岡」の、もう少し目が詰まってしっかりしたものが「特岡」です。さらりと上品な肌触りが特徴です。


染色には、手捺染という技法を用い、1枚1枚丁寧に職人さんが手作業で染め上げております。
手捺染は、色ごとに型を作り、色糊をへらで刷り込んでいく昔ながらの技法です。


また、反応染めという手法を用いることによって、裏から見てもほとんど表と変わらない染め上がりを実現させています。
細部を潰してしまうことなく、染料の浸透具合を図る熟練の感覚は、まさに職人技です!
美しい仕上がりと、染料ならではの温かみのある風合いをお楽しみください。




ギフトBOX
- 日本を贈ろう! -
WAJIN Art T-shirts Japan の製品は、カジュアルで良質なギフトとしても、永くご好評をいただいております。
普段着にも、ちょっとしたおしゃれ着にも、誰でも気軽に着ることの出来るTシャツは、老若男女を問わず、ギフトにピッタリです!
贈る方も贈られる方も、丁寧に作られているものは、それだけでも気持ちがいいものですよね。
バラエティーに富んだデザインと、Sから3Lまでの幅広いサイズ展開。どなたにも、きっとお喜びいただけるギフトになると思います。
大切な方へのプレゼント、ビジネスパートナーへの贈り物、様々なシーンに、是非ご活用ください。
すべてのご注文でお箱入れが可能です。
作家より
- 工房略歴 -


「私は昔から、新しいものよりは古いもの、煌びやかなものよりは素朴なものを好むところがあって、
日本の伝統文化に惹かれたのも、きっとそんな性格からなのだと思います。
また、長く海外を旅していたこともあり、外からの視点で、日本文化というものを見直すことが出来たのも、この仕事を始めたきっかけになったように思います。
今から30年程前、創業当時の日本の生活スタイルは、やはり欧米文化への憧れが強く、多くの人が日本文化のかっこ良さに気がついていないように思われました。 そんな中、日本文化の素晴らしさ・面白さを改めて感じていただけたらな、という思いから、誰もが気軽に着ることが出来るプリントTシャツの製作を始めました。
現在では、Tシャツに限らず様々な分野において、日本的なエッセンスを取り入れたものも多く見られるようになりましたが、 私が表現したいものは、製作を開始した当初から何も変わっておりません。それは、伝統を取り入れた「今の日本の感性」ではなく、今のかたちを取り入れた「日本の伝統的な感性」です。 古くから私たちに馴染みのある、「侘び」や「寂び」、「粋」や「艶」といった、日本古来の感性です。 プリントTシャツという現代の素材に、そんな古くて心地よい「日本」を感じていただけたら、とても嬉しく思います」
今から30年程前、創業当時の日本の生活スタイルは、やはり欧米文化への憧れが強く、多くの人が日本文化のかっこ良さに気がついていないように思われました。 そんな中、日本文化の素晴らしさ・面白さを改めて感じていただけたらな、という思いから、誰もが気軽に着ることが出来るプリントTシャツの製作を始めました。
現在では、Tシャツに限らず様々な分野において、日本的なエッセンスを取り入れたものも多く見られるようになりましたが、 私が表現したいものは、製作を開始した当初から何も変わっておりません。それは、伝統を取り入れた「今の日本の感性」ではなく、今のかたちを取り入れた「日本の伝統的な感性」です。 古くから私たちに馴染みのある、「侘び」や「寂び」、「粋」や「艶」といった、日本古来の感性です。 プリントTシャツという現代の素材に、そんな古くて心地よい「日本」を感じていただけたら、とても嬉しく思います」
作家 / 駒井 慎






- 工房略歴 -
1995年9月、WAJIN Art T-shirts Japan (工房倭人) は、東京都杉並区の小さなアパートの一室からスタートしました。
アートイベントや百貨店催事等での販売を経て、1998年より雑貨店等への卸販売を開始、2002年より成田国際空港において「日本のお土産」として販売を開始しました。
以来、私の表現は、微力ながらも海外へ向けて「日本の文化」を発信することにその役割を覚えるようになりました。
2005年、工房を現在の静岡県・西伊豆に移し、2008年、海外向けオンラインショップを開設、2010年にはアメリカ、オーストラリア等海外の小売店への卸販売を開始し、現在に至ります。
今後も国内外を問わずより多くの人々に、日本文化の魅力・面白さを伝えていきたい、そのためには何よりも、丁寧なもの作り・丁寧な仕事に励むことを心がけています。
* 工房の取材・ご見学は、作家の住居を兼ねておりますため、お断りさせていただいております。どうぞ御了承ください。
新着情報
2025新作Tシャツ、「松」・「イモリ」販売開始しました!